講師プロフィール

大城 愛(おおしろあい)

 

静岡県出身 

6歳よりピアノ、12歳よりフルートを始める。

桐朋学園大学音楽学部卒業・同大学研究科修了。

 

第27回静岡県学生音楽コンクール管楽器部門中学生の部第3位。

第29回静岡県学生音楽コンクール管楽器部門高校生の部第1位。

第63回全日本学生音楽コンクールフルート部門東京大会高校生の部入選。

2009年静岡交響楽団と共演。

 

これまでに、

フルートを小楠元廣・三上明子・清木ナツキ・古川はるな・

神田寛明・倉田優・森圭吾に師事。

室内楽を亀井良信に師事。

 

現在は主宰教室にてピアノ・フルート後進の指導にも当たるほか精力的に演奏活動も行っている。

 

趣味 / ウィンドウショッピング・メイク・音楽鑑賞

 

 


『音楽とわたし』 ~音楽との出会いから今~ 

 

《はじめての音楽》

 わたしの初めての音楽との出会いは、テレビから何気なく流れてきた ''きらきら星'' でした。その''きらきら星''  に合わせて楽しそうに身体を揺らしているところを見た母が「音楽が好きなのでは?」と思い、幼児向けのリトミック教室に通わせてくれたました。

 リトミックでは全身を使って音楽と触れ合い、いつの間にか日常に音楽が溶け込んでいました。

 

ピアノとの出会い》

通っていたリトミック教室では、小学生のお兄さん・お姉さんたちがピアノを習っていました。

「あんな風にピアノが弾けるようになりたいな。」そう思っているとリトミックの先生から「愛ちゃん、ピアノもやってみない?」と…。

毎日練習出来るか子供ながらに不安でしたが、勇気をレッスンをスタート!

 花丸をもらうことが嬉しくて、一人でコツコツ練習に励んでいました。

 (写真はピアノの発表会後に撮ったものです)

 合唱の伴奏者として》

 ピアノが大好きで隙あらば学校の休み時間に、教室のオルガンでその時習っていた曲を弾いていました。

 その様子を見ていた音楽の先生が「今度の合唱で伴奏を弾いてほしい」と声をかけてくれました。

 「いつか合唱の伴奏がしたい」と思いながら一生懸命練習していた成果が表れてとても嬉しかったです。

 卒業式で弾いた「Belive」は今でも忘れられません。

《中学生時代》

 中学校の部活動で、吹奏楽部に入ることをきっかけにフルートを始めました。

 その当時はピアノでの音大受験も視野に入れていたので、ピアノレッスン・フルートレッスン・部活と音楽漬けの毎日となっていました。

 ピアノを一生懸命頑張っていたので、譜読みが速くフルートではどんどん練習曲を進めることが出来ました。

 ピアノでは1人で演奏することがほとんどでしたが、吹奏楽部ではたくさんの人と合奏することがとても多く「誰かと一緒に演奏する」ことが本当に楽しかったです。

 夏の吹奏楽コンクールや冬のアンサンブルコンテストでは、仲間と切磋琢磨しながら一つの音楽を創り上げていく過程が時に大変ではありましたが大切な思い出となっています。

 音大受験するにあたり、高校も音楽科のある学校を視野にいれなければならなかったため、中学3年生の春までどちらの楽器で進むか本当に悩みました。

 誰かと一緒に演奏出来る楽しさに気づき、「フルートで音楽をより専門的に学びたい!」と思いフルートでの進学を決意。

 同時に「音楽家になる」という大きな決断もしました。

《高校生時代》

 音大受験を高校入学から決めていたので、学校での授業やレッスンが始まると同時に受験の準備が始まりました。

 音楽科だったので普段の授業にも音楽の専門科目の授業もたくさんありました。わたしが目指していた音大はソルフェージュの難易度がとても高かったため、授業では苦戦しながら頑張っていました。

 また「高みを目指したい」と思いコンクールにも挑戦。課題になる曲は難しい曲が多く、確実に仕上げていくために基礎練習がとても大切になるということと、精神的にも強くないと勝ち残れないことを強く実感しました。

 コンクールに挑戦することが、基礎練習や日々の練習の進め方を考えるきっかけになりました。

《大学時代①》

 大学時代は本当に朝から晩まで音楽漬けの日々でした。朝5:00に練習室が開くので暗闇の中学校に行ったり、少ない練習室の争奪戦に敗れ廊下で練習もしていました。

 アンサンブルがとても盛んな学校だったため、当時からたくさんの人とアンサンブルをしていました。当時の友人たちとは今でも一緒に演奏しています。

 先生方や先輩や友人たちもとても素晴らしく本当に音楽を心から愛していて、技術以外にも音楽に対する姿勢も学びました。

《大学時代②オーケストラの想い出》

オーケストラでの授業や演奏会が盛んに行われていました。

わたしの一番の想い出は、小澤征爾先生に指揮を振っていただいたことです。

先生の指揮は身の毛がよだつような気迫と目力で、思い出すたびに「音楽と真剣に向き合わなければ」と背筋が伸びる思いになります。

《~そして今~》

 ピアノやフルートで初めて音を出したときのワクワクした気持ちを大切に持ちながら、生徒さん達みんなが音楽とずっと関わって過ごしてもらえるよう、「生涯音楽を愉しむこと」をモットーに初心を忘れずに日々レッスンに奮闘中。

 クラシック音楽の愉しさを伝えることを大切にしながら、これからも指導と演奏を続けていきます。